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2007年7月15日 (日)

浄の池の珍魚

ぎんちゃんからのコメントのおかげで、その昔伊東市にありました『浄の池』に棲んでいた魚が判りました。

「おおうなぎ」「おきふえだい」「ゆごい」「やがたいさぎ」「しまいさぎ」「はいれん」「まくち(ぼら)」の7種類だということで、そのアドバイスからもう一度調べてみたところ、

《むかし大正の末年ごろ、静岡県伊東市にある浄円寺の、温泉の湧く小さな池に海の魚が棲み、非常に珍しいというので、天然記念物に指定されていた。

この不思議な場所は「浄の池」と呼ばれ、そこにいる海の魚は「おおうなぎ」「おきふえだい」「ゆごい」「やがたいさぎ」「しまいさぎ」「はいれん」「まくち」の七種類だった。

海水魚がどうして淡水で暮らせるのか。しかもここは温泉である。水産学者、地質学者から考古学者まで、様々な人の関心を集め、その中の一人作家の室生犀星は「じんなら魚」という詩を書いた。
「伊豆伊東の温泉に/じんならと云える魚棲みけり。/けむり立つ湯のなかに/己れ冷たき身を泳がし/あさ日さす水面に出でて遊びけり。・・・」
題名になっている「じんなら」は、「やがたいさぎ」の地方名とされているけれど、どうも姿形から判断するとシマイサキ科のコトヒキらしい。
当時の資料によると、この池は面積わずかに二十五坪、池底より微温湯が湧き出し、水温はほぼ摂氏26度。水量は常に一定して水は清く澄んみ、寒い日は多少湯気を立てていた、とある。
普通なら、海水魚が淡水に入ると、浸透圧の関係で水膨れになり、腎臓の機能を変化させないと死んでしまう。にもかかわらず海水魚が棲んでいたのは、熱帯地方でしばしば見られるように、水温の高さに関係しているらしい。
残念なことに昭和三十三年の、伊豆を襲った狩野川台風で「浄の池」は環境が激変して魚もいなくなり、天然記念物の指定も解除されて、今は病院の敷地になっている。ただし「じんなら」の詩は、伊東市内に碑文となって残っている。(産経新聞夕刊・連載「釣然草」から。》
という産経新聞の記事を見つけることが出来ました。
上の記事の補足として、天然記念物に指定されたのは、大正11年3月で、指定を解除されたのが、昭和57年頃だそうです。
そして、当時は、
1、蛇鰻
2、毒魚
3、迅奈良
4、横縞
5、湯鯉と分けていて、2の毒魚には鯛に似た3匹がいて、「腹と鱗が緋で他は黒、ただ餌を喰うときは全身を赤色に呈す」らしい。
1の蛇鰻は「おおうなぎ」ことでしょう。Photo_89 
そして、3の迅奈良は「じんなら」こと「コトヒキ」こと「ヤガタイサキ」です。
Photo_82
そして、4の横縞が「シマイサキ」。
Photo_83
そして、5の湯鯉は「ユゴイ」。
Photo_84
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そして、問題の、毒魚が、「おきふえだい」。
Photo_88
「はいれん」こと「イセゴイ」。
Photo_86
そして、「まくち」こと「ボラ」。
Photo_87
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う~ん。どこかで意味を読み間違えているかも・・・・・。
毒魚とは、【鯛に似ていて】、
【腹と鱗が緋で他は黒、ただ餌を喰うときは全身を赤色に呈す】。
だとすると、写真から判断するに、
毒魚とは『おきふえだい』しか考えられないですなぁ。
毒魚のイメージではありませんがねぇ。
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136783
ネットで見つけた浄の池の絵葉書です。左上が「おきふえだい」、右上が「ゆごい」、右中が「おおうなぎ」、左下が「やがたいさき」、左右が「しまいさき」だと思います。
なんか、もっとグロテスクで物珍しい魚を想像していたのですが、ちょっと意外でしたね。
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コメント

んー毒魚は、おきふえだい かなー?ネットの魚図鑑をしらべてみたら、ふつうにおいしくいただけます。なんて書いてあったよ。面白い疑問やなー。やるねー。でも私の意見を述べさせてもらうと子供の時よく毎日のように松川河口であそんでたわけさ子ボラが大群なしていたわけさ。よく捕まえていたけれど子ボラは、臭いし体の中に寄生虫がいるから食べられないから捨てろとよく言われたもんさ。はいれん なんて、たぶん捕まえても食べなかったと思うよ。てな事で私はボラとはいれんじゃないかと思うのだが、どうでしょうね!

投稿: ぎんちゃん | 2007年7月15日 (日) 22時02分

ぎんちゃん、どうもです。
なるほどねぇ。
でもさぁ、大群なしているようなボラが浄の池にいたこと自体がおかしいと思いませんか?珍魚で毒魚でどう猛だったから人気があったのでしょう。はいれんはともかく、ボラは違う気がしますなぁ。
私が『おきふえだい』を毒魚だと思った根拠は、室生犀星のことをブログにしている「犀星ルーム としさんライフワークシリーズ」で'92年に「じんなら」を調べる為に伊東市役所に問い合わせをしたところ、社会教育課の島田さんとおっしゃる男性の方が親切に調べてくださって、「じんなら」のことはもちろんのこと、それと、県の浄の池の調査報告書も添付してくれたらしいのです。それによると、『浄の池は約10坪。 深さ1 ~2 尺で26.6度の清澄な温湯を湛え水面には白気を呈すると云う、そしてそこには、下の5種の珍魚がいたと記されています。
  1. 蛇 鰻  2. 毒 魚  3. 迅 奈 良  4. 横 縞  5. 湯 鯉
1. の蛇鰻は「大小二尾 一は全長五尺 径五寸位 重五六貫 一は全長四尺ありとのことなれども実見するを得ず」2.の毒魚は鯛に似た3 匹がいて「腹と鰭が緋で他は黒、ただ餌を喰うときは全身赤色を呈す」・・・云々。
犀星ルーム
http://www.networks-union.com/kobo/annex/saise01.html
結局、その2.の毒魚は鯛に似た「腹と鰭が緋で他は黒、ただ餌を喰うときは全身赤色を呈す」という記述を信じて魚の写真をみると、鯛に似た緋色の魚は『おきふえだい』しか考えられないと判断した訳なのです。
正直まだ調べることがありますなぁ。毒魚の意味がよく分からないですものね。食用出来ても毒魚はいますしね。

投稿: くうた | 2007年7月16日 (月) 11時27分

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